シニア・コミュニティ 2019年9・10月号・121号

【特集Ⅰ】家族支援のあり方を考える  ◆ ソーシャルワークの発想が介護を変える◇保良昌徳
 ◆ 本人と家族、地域の課題を掘り起し寄り添う◇鈴木博之
 ◆ 家族と現場を繋ぎ、介護職をサポートする◇平松明香
 ◆ フランスの豊かさ、自分らしく生きるということ◇前中郁
 ◆ 現金給付が認められているドイツの背景◇編集部

【特集Ⅱ】薬と薬剤師、そして介護職  ◆ もう少し薬に向き合いたい介護職員◇ 掘美智子
 ◆ 薬剤師の視点を生かし健康相談に応える◇ 渡辺陸子
 ◆ これだけは知っておきたい薬の知識

【Interview】  ◆ 「親ブック」で介護に楽しさをプラスしたい◇髙橋佳子

【Opinion】  ◆ 介護福祉道場あかい花発masaの声◇菊地雅洋
 ◆ 小島美里と日本の介護を考える◇小島美里
 ◆ 介護の扉◇藤ヶ谷明子
 ◆ 介護トラブル解決塾◇外岡潤

【Column】
【Etc.】



「シニア・コミュニティ 2019年9・10月号」表紙


【特集Ⅰ】家族支援のあり方を考える

介護保険制度が始まって間もなく20年になろうとしている。度重なる介護報酬改定や加算などによって、介護職員や介護事業所を取り巻く環境は大きく変わっている。産業界全体の所得が伸び悩んでいる中、「介護職は低賃金」などとはもう言わせない。むしろ「恵まれている」と言えなくもない。

しかし、制度から見向きもされない存在がある。家族である。この20年、家族を中心とした介護者に向けた支援策はあっただろうか。「介護の社会化」という言葉さえ知っている人も多くはない。今はむしろ、家族が「あてにされている」のが現状だ。

超高齢化社会である。認知症の人たちも増え続けている。

医療が発達し、栄養状態が良く、住環境も快適な時代。普通に生きていれば、日常の延長線上に「介護」がある。何も特別なことではない。誰にでもその時が来る。当然、家族がいる。ゆかりの人がいる。家族とその人は「一体」ではないだろうか。オランダの「マントルケア」ではないが家族も含めて温かく包み込む制度や支援を日本にも作れないのだろうか。

ソーシャルワークという概念を日本にも定着させることが介護の〝哲学?を共有する近道かもしれない。

家族支援のあり方はどうあるべきか。改めて考えてみたい。

 ◆ ソーシャルワークの発想が介護を変える◇保良昌徳(日本ソーシャルワーカー協会副会長)
 ◆ 本人と家族、地域の課題を掘り起し寄り添う
         ◇鈴木博之(社会福祉法人白十字会・東村山市北部地域包括支援センター管理者)
 ◆ 家族と現場を繋ぎ、介護職をサポートする◇平松明香(社会福祉法人桐仁会 かしわ園・生活相談員)
 ◆ フランスの豊かさ、自分らしく生きるということ
         ◇前中郁(音楽療法士・介護福祉士・フルート指導者)
 ◆ 現金給付が認められているドイツの背景◇編集部

【特集Ⅱ】薬と薬剤師、そして介護職

薬のことは難しい。

「薬のことは看護師に任せておけばいい」。「医師の処方に間違いはないだろう」。果たしてこれでいいのだろうか。介護職が薬のことを知りつくすことはもちろんできないが身近に利用者を見る立場のものとして薬について無関心でいることは許されないのではないだろうか。

介護現場で薬剤師と言葉を交わすことがあるだろうか。薬にまつわる「小さな疑問」を問いただす機会はあるだろうか。薬について、介護職の立場からきちんと家族に説明するために薬剤師と連携をとる手段はあるだろうか。

施設において、家族が最も不信感を持っているのは薬の使い方かも知れない。ある日、家族が訪ねると薬のせいで人格が変わってしまっていた、という話しも聞こえてくる。薬は適切に処方されているのか、家族には知る由もない。

介護職は薬にもっと向き合って、その人に寄り添いながら、小さな変化を見逃さないようにしたい。

くすりは「リスク」だということ。忘れてはならない。

 ◆ もう少し薬に向き合いたい介護職員
      ◇掘美智子(医薬情報研究所・株式会社エス・アイ・シー取締役/医薬情報部門責任者/薬剤師)
 ◆ 薬剤師の視点を生かし健康相談に応える◇渡辺陸子(神奈川県女性薬剤師会会長)
 ◆ これだけは知っておきたい薬の知識

interview

介護は「ひと」を理解してこそ成立するのではないだろうか。その人が望むことを知ってこそ、望む介護が可能となる。介護される人と家族、介護される人と専門職との間に「溝」はないだろうか。ネガティブループをつくっていないだろうか。「親ブック」が生み出すポジティブな繋がりが介護を楽しくする。
 ◆ 「親ブック」で介護に楽しさをプラスしたい
      ◇髙橋佳子(ケアポット株式会社代表取締役・介護離職防止コンサルタント)

Opinion

●分業せず、マンツーマン対応を基本とする介護で可能となる業務省力化
   ◆ 介護福祉道場あかい花発masaの声◆菊地雅洋(北海道介護福祉道場あかい花代表)

●認知症大網って何?
   ◆ 小島美里と日本の介護を考える◆小島美里(認定NPO法人暮らしネット・えん代表理事)

●ヒトもカネもない現場の本音
   ◆ 介護の扉◆藤ヶ谷明子(ジャーナリスト)

●弁護士直伝!介護トラブル解決塾 おかげさまです、外岡です! vol.46
   ◆ 介護トラブル解決塾◆外岡潤(弁護士/介護・福祉系法律事務所「おかげさま」)

Clumn

●サプリの向こうに「昔」が見えた    ◆ 老人たちの居場所◆中山賢介(コラムニスト)

●ロジハラ    ◆ 佐々木炎(NPO法人ホッとスペース中原代表)

●甘い言葉にご用心    ◆ 中村浩士(介護老人福祉施設麦久保園法人事務局長)

Etc.

 ◆ レポート「認知症について認知症の人から学ぼう!」
 ◆ WATC NOW
 ◆ セミナー「ドイツから学ぶ介護保険Ⅱ」のご案内
 ◆ 「乃木坂スクール講座」のご案内
 ◆ 書評

税込価格 1,000円 + 税/定期購読(6冊分):6,000円(送料別)
体裁 A4変形判56ページ
発行日 2019年9月15日

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