人を語らずして介護を語るな。 masaの介護福祉情報裏板

感動できなきゃ、介護じゃない!
人気ブロガーmasaが語る「人生」と「介護」の激辛批評
福祉・介護従事者に絶大な支持を受けている大人気ブログ
「masaの介護福祉情報裏板」 を新たに加筆・修正し、初の単行本化。
業界関係者のみならず、介護サービスの利用者、ご家族など、
介護福祉に関心のある人すべてにその現実と理想を真正面から問い直す。
書き下ろしも多数!!

著者 菊地雅洋
発行 ヒューマン・ヘルスケア・システム
価格(税込) 1,980円(税抜価格1,800円)
体裁 四六判 256ページ
発行日 2011年2月15日
ISBN 978-4-902884-20-3
ご注文用紙(書籍)

人を語らずして介護を語るな。 masaの介護福祉情報裏板

目次

第1章 介護と福祉に迫りくる危機【書き下ろし】 第2章 介護にかける熱意はあるか】 ● 心の弱さを恥ずべきではない
● 相談援助の基礎となる自己覚知
● 医療行為議論の本質
● 介護福祉士に告ぐ
● 利用者を実習教材化する人権蹂躙
● 「心が動けば体も動く」ことの実践
● 心が動かない機能訓練はいらない
● 必要なのは自律支援
● ADLからQOL、そしてQODへ
● 経験は必ずしも知恵にならない
● 認知症確定診断の意味
● 療法より心のキャッチボールを
● 認知症の父親の言葉にショックを受けた娘
● 入浴しない理由

第3章 介護の世界の裏側にあるもの ● 法令遵守は法令理解から
● 地域包括支援センターに巣食うパラサイト
● 何のための専門社会福祉士だか…
● 介護福祉士に専門性なんてあるのだろうか?
● 職場にやりがいが感じられない理由
● 人事考課が介護を駄目にする
● 福祉系基礎資格者の奮起を期待する
● 介護サービスは家族の介護代行ではない
● 介護の社会化は建前だったのか?
● 地域保険者の裁量権とローカルルール
● グループホームは在宅であるという誤解
● ワンストップサービス後退の爪あと
● 介護保険は社会福祉ではないという詭弁を斬る

第4章 最期の日々に寄り添って ● 君の誕生日
● 心に響く手紙
● 穢土荘厳(えどしょうごん)
● 苦しゅうございます。
● 見捨て死の現状
● 魂もお家に帰ったね。
● 命のリレー・遺される者の思い
● 最期の晩餐に関する対立
● 傍らにいることが許される者
● 人間の存在をどう見るか
● 介護サービスの「割れ窓理論」

第5章 今生きている現実と社会 ● すべきことはやった――役人としてか、人としてか
● 群衆の中の孤独
● 現代社会における孤立の構造
● お金で人生は買えないというが――消えた年金問題の傷痕
● 国がすべきこと現場がすべきこと
● 現代社会の貧困・その構造
● デフレの背景にある社会保障不安

第6章 天のない介護サービス【書き下ろし】 コラム 介護歳時記【各章末に掲載】 ● masaのラーメン道
● 私は、これで煙草をやめました。
● 悪夢の原因
● 忘れられない言葉
● 小さな瞳が見ようとしたもの
● 一瞬の夏、永遠の夏
● ジャンクフードは介護サービスにそぐわないか?
● 栄養士の役割――食は人生
● カーテンコールはいらない
● 光と影

著者プロフィール

菊地 雅洋(きくち まさひろ)
1960年北海道生まれ。北星学園大学文学部社会福祉科卒。
社会福祉法人登別千寿会理事、特別養護老人ホーム緑風園総合施設長を経て、現在北海道介護福祉道場・あかい花代表。登別市介護認定審査会委員、北海道地域密着型サービス外部評価員など。社会福祉士、介護支援専門員、家庭生活総合カウンセラー2級など。
BBS「介護・福祉情報掲示板」及びブログ「masaの介護福祉情報裏板」が介護関係者の幅広い支持を得ている。全国各地の講演会、シンポジューム等において講師を多数務める。趣味は「日本ハム・ファイターズ」と言ってはばからない熱烈なファイターズファン。著書に「人を語らずして介護を語るな」3部作(小社刊)、「介護の詩 明日へつなぐ言葉」(小社刊)ほか。

関連書籍

人を語らずして介護を語るな2 傍らにいることが許される者
人を語らずして介護を語るなTHE FINAL 誰かの赤い花になるために
介護の詩 明日へつなぐ言葉

日刊ゲンダイ・2015年6月9日(6月8日発行)付、4頁の『BOOK』にて「人を語らずして介護を語るな」を掲載していただきました
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